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2001.1.31 update
hiro【編集プロダクション勤務】 http://www2.plala.or.jp/tugumi/
3年間のOL生活の後、バックパック背負って5ヶ月間の旅に出ました。インドからエジプトまで、旅の目的はズバリ「自分を見つめ直す」こと。その成果は今のところハッキリしませんが、とりあえずケンカとゴキブリに強くなったことだけは確かですね。現在、編集プロダクションにて勤務する、気持ちはいつでもバックパッカー。
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vol.8 バリ島(インドネシア)

こんにちは。突然ですが、昔クイズ番組の賞品で「神々の住む島バリ島へご招待」とあったのを覚えていますか?小さい頃、なぜかそのフレーズが印象的で、それ以来、ずっとずっと憧れていたのですが、この島へ私もようやくやって来ることができました。この旅の目標はズバリ「神様に会うこと」。島のあちこちにいるという「神様」。無事、感じることができるでしょうか?


なんといっても見たかったものは「ケチャ」です。知ってますか?上半身裸の男性が輪になって座り「チャチャ…」とかけ声のような声でリズムを作っていくものなんだけどね。初めて知ったのはいつだったか、ずっと小さい頃にテレビで見たと思うんだけど、そのときの強烈な印象は今でも忘れることはできません。男性達の恍惚とした表情、抑揚もほとんどなく、ひたすら単調なかけ声をつなぐだけなのに、いつのまにか音楽になり、それが次第に高揚していって、見ている方も(たぶん彼ら以上に)興奮状態になる。これは一体なんだろう、芸術なのか、祈りなのか、コミュニケーションなのか。 いろんな思いがごちゃまぜになっているのに、すごくシンプルで力強い。あの迫力には鳥肌が立ちました。
実際、目の当たりにしてもやっぱりすごい。きっと楽譜もなにもなく、ただリズムと簡単な腕の振りを、体に染み込ませて覚えていくんだろうな。たぶん永遠に。絶やすことなくね。

「ケチャ」に代表されるようなバリ島の文化は、実は島民独自のものではないんだそうです。この地に移り住んだ1人のオランダ人が考案し、広めたんだとか。それを聞いたとき、ハッキリいってちょっと幻滅しました。なあんだ、長い歴史を持つものじゃないんだ、って。だけど、やっぱり違うんだよね。確かに創作し、島民に演じさせたところから始まったかもしれないけど、もともとこの島にはそういう宗教的芸術のにおいが漂っていて、それを体系的に表現するきっかけを彼は与えただけなんだよね。そうじゃなければ、こんなにも宗教や芸術や生活感や、すべてがごっちゃになった芸能を演じることなんてできないはず。とってつけたような見せ物じゃない。すでにこの島の一風景になっているんだから、それは彼らが完全に自分のものとして消化しつつあるってことなんだよね、きっと。

バリに来て、繁華街のクタや海しか見ないで帰っちゃう人も多いみたい。だけどバリの良さは村にあると思う。 毎晩、どこかの集会所でケチャが行われていたり、もっともっと神懸かり的なトランスダンスが演じられていたり。 観光客からお金をとるところもあって、見せ物になっていることを心配する声もあるみたいだけど、私はそんなことないと思う。きっとバリの人は自分たちの芸能をきちんと使い分けてる。観光客にオープンにする部分と自分たちの魂というか、心を表現する本質の部分と。その本質の部分がたまに見え隠れするから、私たち観光客は惹かれずにいられないんだろうな。

なんか芸術論みたいになっちゃいましたが、今夜もこれからケチャを見に行く予定です。今日はどんな瞬間にどんな鳥肌がたつんだろう、って今からわくわくしています。
それでは、またね。

バリ島 ハイビスカスの咲くコテージにて
hiro


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