海外旅行・国内旅行情報 旅たびNETについて旅行記募集旅行会社の方へ
旅たびNET
 
バックナンバーはこちら >>
奈良彩時記
chi-ka【フリーライター】
学生時代を奈良で過ごす。旅行会社勤務(東京)を経て、現在は大阪府在住。 海外へ行けば行くほど、自分が日本人であることを強く実感。 【旅たびNET】では偏愛する奈良を、また自らのHPでは海外の旅エッセイを綴る。 好きなものは、古代遺跡に美術工芸、雅楽など興味多数。
☆★ selmode cafe(旅エッセイが主のHP)
 
特集・ 秋の特別ご開扉はこちら >>
11月 〜法隆寺・救世観音〜 2000.10.25 update 

あの頃の友へ宛てて。

この夏、奈博(奈良国立博物館)に中宮寺の半跏思惟像を見に行ってきまし た。あの頃の“思い立ったら吉日”のように、とにもかくにも電車に乗って。

半跏像は、新館の、 ホールのように開けた空間の真っ正面に鎮座していた。
頬にちょいとふれた感じの指先。
俯いた頬を影にした例のポーズは、わかっていても安堵する。
あ、斑鳩だ、という感触に呼び覚まされそうになりながら。

後ろに回って、つい光背を眺めてしまうのは、いつもの癖。
“こういう時でもないと・・・”と思ってしまってから、ふいにあの時が 思い浮かんだ。

覚えている? 法隆寺の特別御開帳の日。
確か授業もそこそこに、電車に乗って出かけたっけ。

救世観音が夢殿からお出ましになって、百済観音と並んで安置されていた お姿。明るいところで見られる機会なんてなかったから、ただただ驚いて、 訳もなく興奮した。
ぐるぐるぐるぐる、救世観音の周囲を何度も巡っては眺めた。
光背やその横顔。どこか猫背気味の体の線。
不思議だったのは、金とくすんだ地肌が相俟って、角度によって表情が異なっ て見えたこと。右頬で笑い、左頬で怒り、正面は今にも泣き出しそうに歪む。
私は、少しだけ興福寺の阿修羅を想った。

夢殿の囲いの外から眺めるのとは全く違う。
お堂の暗がりと厨子の闇に、多くのものが覆い隠されていたのを知った。
見てよかったという思いと、本当は明るいところで見てはいけなかったの では、という相反する思いが交錯した。

今年も秋がやってきました。
一緒に、法隆寺へ行ってみたくなりました。

◇ 夢殿救世観音特別開扉(法隆寺)【TEL】0745-75-2555
10月22日(日)〜11月22日(水)まで。 9:00〜17:00
  法隆寺 「上御堂特別開扉」 11月1日(水)〜3日(祝)
交  通: JR法隆寺下車、徒歩20分。または近鉄筒井駅からバスで「法隆寺前」下車。
ポイント: 法隆寺だけで満足せずに、中宮寺も訪れてみてください。周辺には法輪寺、法起寺があります。
■奈良 11月の行事    ※特集・秋の特別ご開扉 もご覧ください。
11月3日(祝)「文化の日舞楽演奏会」 春日大社・神苑 【TEL】0742-22-7788
 午前9時〜 社頭舞楽 / 午後1時〜 春日大社・神苑にて 管絃、舞楽
11月3日(祝)「十一面観音法要」 安倍文殊院  【TEL】0744-43-0002
 午前10時〜 奥の院、十一面観音の大法要
11月11日(土) 「談山能」 談山神社 【TEL】0744-49-0001
  午後1時〜・能 観世流「三井寺」 ・狂言 大蔵流「佛師」(入場無料)
11月17日(金) 「談山例大祭」 談山神社 【TEL】0744-49-0001
 午後10時30分〜 神前にて舞楽法要
11月23日(祝)「春栄会 演能会」奈良県新公会堂 【TEL】0742-22-8646
  午前11時〜・能 金春流「清経」(入場無料)
※交通、開始時間等の詳細は、各自でお確かめください。
■美術館情報
奈良国立博物館(奈良)【TEL】0742−22−7771
第52回 正倉院展 (10/28〜11/13)
大和文華館(奈良)【TEL】0742−45−0544
開館40周年記念特別展 渡辺始興 京雅の復興(10/1〜11/12)
松伯美術館 (奈良)【TEL】0742−41−6666
日本画の装飾性 −花鳥画を中心に− (10/3〜11/19)
橿原考古学研究所付属博物館(奈良)【TEL】0744−24−1185
大仏開眼 −東大寺の考古学− (10/7〜11/19)
奈良市写真美術館 (奈良)【TEL】0742-22-9811
やまと余情ー入江泰吉の世界 (9/30〜12/23)
TOP↑

団体旅行(社員旅行・サークル旅行・研修旅行・グループ旅行など)のご相談は、旅たびNETまでどうぞ。
LOHAS ロハス | レンタルサロン| 写真教室| エステ・バリ式| ホームページ製作・SEO対策|