いよいよスクール初日。学校までは、3日間だけ私のルームメイトになったイザベルが
案内してくれることになった。17歳???彼女はものすごい美人で、セクシーで、英語も
上級。20代後半の私は、チビでガキっぽく、英語も×××のため、なんだか気遅れしてし
まった。ふんっ。私だって…(何なんだ?)
まずは、クラス分けの試験を受けて、またも仲良く主人と一緒。嫌だから別のクラスに
してくれと頼んだが、この時期そんなにたくさんのクラスが作れるほど、生徒の数がいな
いのだそうだ。離れたいのに離れられない。これは私達の運命らしい。
まずは全員の自己紹介。う〜ん、国籍が豊か過ぎて覚えられない。中近東の人の名前は
特に難しい。何を言われてもトンチンカンで、答える私もトンチンカン。お互い、ん?と
いう感じである。
フランス人のベロニークは、フランス語訛りが強すぎて、親切に色々教えてくれるのだ
けれど、さっぱり伝わってこない。
スペイン人のダニエルは、明るく茶目っ気があり、英語も、私達のクラスではもったい
ないでしょうというくらい上手だった。
イラン人のカップルは、人の話はぜんぜん聞かないで、暴走しまくっていた。
日本人は…無言でうなずくばかり。(怖い人種だ)
先生は言った。「君達は、英語を勉強に来ているのでしょう。英語が正しくしゃべれる
のだったら、ここにはいないわけでしょう。ここにいるなら間違ってもいいからしゃべり
なさい。」とな。
ごもっともである。だけれどこれが一番難しいのだ。
おまけに、中学・高校で習った、まる覚えの英語の文法が邪魔をする。正しい答えは選
べるのだ。だけれど、なぜそうなのか理由がわからない。
この時はこれを使うって習ったもの。で、何で?
おっそろしい、日本の英語教育よ。私は何を勉強してきたのだろう。
こうして、1から文法もたたきこまれることになる。
1日目は終わった。たったの午前中3時間なのに、ものすごい疲労感である。まず、私
達に必要なのは、口を開く勇気である。恥を恐れてはいけない。英語は私達の母国語では
ないのだから・・・でもこの状態はしばらく続くのであるが・・・。
は〜。道のりは険しく長いのであった。