ロンドン・ヴィクトリア駅より南へ約1時間余、ブライトンを挟んだ東西に2つの小さな
街がある。それぞれ古びた城をもち、小さな川が流れ、自然のこの上ないサセックスの緑
に囲まれたこれら2つの街は、土曜日の午後なんかは地元の人々の憩いの場所で、小さな
子供をつれた夫婦が川辺で遊び、中年のおばさん2,3人がスコーンを食べさせる喫茶店
で談笑する。そんな風景が本当に似合う街である。
1つはアランデルである。ドーバー海峡にも近いことから、フランスのジャンクもかなり
ある。もちろんロンドンやパリなんかよりは安いが、破格というほどではない。ただ面白
いのは、とにかく至る所に、雑然と置かれていて宝捜しそのものだ。キッチンのホーロー
のもの、フランスやオランダの普段使いの陶器(earthen ware)、デルフトのタイル、ガ
ーデンニング用のスコップやレイクなど、ジャンルが幅広く面白い。現地での骨董的価値
は低くても、こういうものを探したい、でも予算は抑えめにと言う方はスコーンでも食べ
て雰囲気に浸りつつ、アンティークとジャンクの間のモノをぜひ探検してみて下さい。
もう1つはルイス。アランデルよりも大きな街、とはいっても東西の長さは2kmといっ
たところである。古いものを売る店の数は約40件。アンティークモールとして一箇所に
約数店舗が入っている所も3~4つある。最近ではスージークーパーものを求めて、日本人
バイヤーもかなり来るそうでお店の人も、日本人慣れしていて、場の雰囲気もそれとなく
楽しい。でもスージークーパーは自分にとっては興味なし、自分のモットーとする、生活
の中で使われてきたアンティーク、ジャンクもかなりある。メジャーグラス(メモリのついた
グラス)も普通10cmぐらいのものばかりロンドンでは見るけれど、ここで見つけたもの
は5cm程度のもので形も扇形、それが5ポンドだった。
人それぞれで、趣味嗜好は異なるけれど、たくさんのモノの中から自分にあったものを探
し出すことのできる街がこれら2つの街だった。ちなみに1日で2つの街を周るのはレン
タカーなら問題なし。列車だとアランデル、ルイス間に直行列車がないため、乗り継ぎ駅
での待ち持間がもったいない。ブライトンまでタクシーを使うしか時間節約はないかもしれない。
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