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パゴダの国からごきげんよう!
タウンジー有希
現在は東京都在住の20代。昨年11月まで丸2年間ミャンマー(旧ビルマ)の首都ヤンゴンに日系旅行会社社員として駐在。在職中は仕事柄地方への出張もしばしば、日本では決して出来ない経験を山ほど味わう。2年間での収穫は「ちょっとやそっとの事じゃ驚かなくなった事」。 
タイトルにある「パゴダ」とは仏塔のこと。仏教国ミャンマーでは街のあちこちにパゴダがあります。
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Vol.4 ミャンマーの衣・食・住(3)

【住】特に電気事情 それでもシュエダゴンの灯りは消えぬ

2001.5.16 update 
 「衣」「食」とくれば、当然「住」。自分が初めてミャンマーの地を踏むまで、一体どんな建物・街並みを想像していたか・・・今となってはよく思い出せませんが(No ideaだった、とのが正解かも)想像よりは都会だった印象があります。実際に、街の中心には20階以上のビルも何軒か(本当に数件ですが)あるし、6階建て位の住宅ビルもある。(しかしエレベーターなし。当然エアコンも自分でつけないといけないけど・・・。)それこそ最近では我々外国人が快適に暮らせる「サービスアパートメント」(コンドミニアムのようなもの)も増えました。ヤンゴンだけでなく、マンダレーやタウンジーといったお金持ち(=宝石などの商売で稼いでいる。中国系多し)のいる大きな町ではコンクリート作りの2世帯住宅系3、4階建ての家もあります。が、しかし、一歩都市部を離れるとそこはもう「高床式住居」の世界です。木や竹、そして椰子の葉で屋根を葺いた家がまだ沢山あります。

 こう書いてしまうと原始人的生活と思われてしまいそうですが、実は中身はハイテクだったりするのでギャップに驚かされることもしばしば。
 北東に位置するシャン州のインレー湖に行ったときのことですが、地元インダー族のとあるお家に案内されました。そこはタバコを作っている工場(といっても家内制手工業ですが)を持っている、おそらく地元では裕福なほうのお家と思われました。・・・・インダー族についてちょっと説明しますと、湖の上に家を作り(水上コテージみたいな感じ)水耕栽培や漁業をして暮らしている「湖と共に暮らす」民族です。・・・・その家は大き目ですが、やはり「水上コテージ」のような所でした。ですが・・・何とその家にはパラボラアンテナがあり、テレビはもちろんビデオも完備していました。あれにはかなりビックリ。パラボラアンテナがある、ということは衛星放送を見ている=中国・台湾の放送なんかも見ていたりして!ってことになります。うーん、あなどれずインダー族・・・。

 しかし、ミャンマーのお家事情を語る上では絶対に欠かせない点、それは「電気」。日本に暮らしていると湯水のごとく使っている電気ですが、私は思い知らされました!電気が24時間くる日本って何て素晴らしい国なんだ!と。もう感動ものでしょう、この凄さ。東京で10分も停電したら東京電力の電話は鳴りっぱなし、ニュースのトップや新聞の1面を飾ること間違い無しでしょう?ああ、デンコちゃん、有難う!
 そう、かの国では停電は日常茶飯事なのです。最近は大分電気事情も良くなってきましたが「義務停電」なるものが定期的に行われ、ダウンタウンで食事をしていたら突然真っ暗になったことも数知れず。「今日はなんか暗いなぁ」と思っていたら街灯がついていなかった、とか信号機がついていなかった、とか良くあります。

 信号機が働いていないなんて危ないのでは??と思うでしょう?そう、そのために(かどうかハッキリ聞いたわけではないですが)ヤンゴンの街の大きな交差点の一角には必ず「警察官詰め所」(交番と呼ぶほどの立派でもないかなぁ)があり、停電すると「待ってましたぁ!オイラの出番だぜぃ!」ってな感じで警官のお兄さんが出てきて交通整理をはじめます。もしや彼らの出番のために停電があるのでは??・・・なーんて勘ぐったりして。
 そんなんじゃ、生活に支障が出るって?その通りです。ですからちょっとお金持ちの家や街中のレストランや商店では発電機(ディーゼルで動かしているようです)を完備しているところが多いです。外国人が来るようなホテルは当然。ですから観光しに行くだけならそれほど被害に遭う事もないでしょう。(地方はこの限りにあらず)

 人々を悩ませている停電ですが、例外的にほぼ24時間 停電しない場所があります。それは勿論、政府関連の建物。そこにつながる電線はVIPラインと呼ばれ、一般市民のそれとは確実に違う電力供給が行われています。(っていうかそんな細かいこと出来るのね・・・)しかし、そのVIPラインも完全ではないらしく、なんと空港が停電したことがありました。無事飛行機は着陸したけど、蝋燭もってお客さんを待つとは・・・・。

 最後に、ヤンゴンで唯一電気が365日絶対に消えない場所があります。それはヤンゴンのシンボルである「シュエダゴンパゴダ」。街の中心であり、人々の信仰の象徴であるこのパゴダの灯は何があっても消えることはありません。この灯がいつもいつも、人々の心を照らし続けているようです。


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