【症状】
飛行機に乗っていて、突然胸が苦しくなったり、トイレに行こうとして
立ったとたんに意識を失ったり、失禁まで起こすこともあり、最悪の場合
は死を招くこともあるようなのであなどれない。
窓側座になった場合に人をかき分けてまでトイレに行くのが嫌で乗る前
に水分を控える人や、機内でも水をあまり飲まないようにする人が一番危
ないという。そういう女性って多いのでは。
これがエコノミークラスの客に多く見られることから、俗に「エコノミ
ークラス症候群」と呼ばれている。
【原因】
脱水症状による静脈血栓。(簡単に言うと「水分不足」と「運動不足」
が原因)
機内は換気や気圧調整のため、絶えず風が流れて乾燥し続けている。機
内温度は24℃前後に保たれているが、湿度は飛行時間が長くなると20%以
下にまで低下する。
そこで乗客の体からはどんどん水分が抜かれていくが、上に書いたよう
な理由で水分を取らない乗客は極めて重症な脱水状態を起こしやすい。
また、座席に長時間じっとして過ごさなければならないので、足腰を伸
ばせないため、血液の流れを悪くなる。血流量が減ると足のムクミとして
出てくるので覚えはあるはず。
こうなると赤血球同士がくっつき血液はドロドロになり、いわゆる血栓
ができるのだが、トイレに行こうと急に立ち上がった時などに、この血栓
が肺まで回り肺塞栓となり、ついには肺梗塞を起こして意識を失ってしま
うのだ。
【防止法】
原因は「水分不足」と「運動不足」だから、それを解消すれば良い。
具体的には、1時間に一度は水分補給をすること。ただし、アルコール
やコーヒーは利尿作用があるので逆効果になるから注意すること。
また、1時間に3〜5分くらいの運動をする。窓際に座ると頻繁に席を
たって歩き回るのは難しいかもしれないが、座ったままでも意識して足腰
を動かすようにすべきだろう。
これはツアコン本人にとっても大事なことだが、長時間のフライトを控
えているなら、お客様にも一言ご案内しておくと良いのではないだろうか。
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